大人の中の子供心
読書の楽しみのひとつに、筆者が伝えたかったこととはまったく関係なく、勝手に気づいたり感じ取ったりして納得するということがあります。
本当ならその本が伝えたかったことは何か、主題は何か、そしてその主張に賛成か反対か、などが読書を終わった後の感想となるのでしょうが、私はいつも勝手に気づかせてもらっています。
だから、子供に面白いことを話せば、それは大人にも同じく興味深いものだということも発見だった(p31)
最近読み終わった『〈旭山動物園〉革命』(小菅正夫著)の中の一文です。
閉鎖直前まで追い込まれた旭山動物園が、どうやったらもっとお客さんに来てもらえるかを考えたとき、まず子供達は何が面白いかを考えようとしました。そして、大人は?と続けて考えたとき、大人も子供の興味とあまり差がないことを発見したようです。
そんな文脈の中の一文ですが、この文に振れたとき私の頭には「大人の中の子供心」という言葉が浮かびました。
大人は大人、でも心のどこかにきっとあるに違いない子供心。その子供心が時々顔を出し、子供のような興味心を示すことがあるのではないでしょうか。
おなじように「男の中の女心」「女の中の男心」。人には、いろいろな「○○心」が内在しているように思います。その「○○心」がちょっと顔を出すとき、普段とは違う気持ちが表に出てくるのです。












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