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Wednesday, March 21, 2007

インドカレーの食べ方

 クレジットカードの会員誌にもかなり上質の文章があります。飛行機の機内誌のように、時間がゆっくりと流れるような雰囲気があります。

 JCBの会員誌「J-Basket」April 2007号の巻頭特集は屋久島です。その記事を読んでいるとこんな文章に出くわしました。

 「手ですくうと味が落ちる気がする。川から直接飲むほうがさらにうまい」

 屋久島に流れる川の水の飲み方について、ある人の言葉を取り上げていました。
 その「ある人」の言葉どおり、川に口をつけて直接水を飲んでみると確かによりおいしいと感じたそうです。

 この記事を読んでいて思い出したことがあります。

 数年前のことです。仕事仲間と「手でカレーを食べる会」を催したことがあります。確か赤坂あたりのインド料理店でカレーを注文し、スプーンなどわ使わずに手だけでカレーを食べたのです。ナンではありませんよ。ご飯とカレーです。

 ずいぶん前のことになりますが、シンガポールに住んでいたことがあります。シンガポールで多いのは中国系の人たちですが、マレー人やインド人もある規模の人口があります。街にはごく当然のこととしてインドの料理があり、インド人たちはごく当たり前のこととして手だけで食事をしています。
 カレーとご飯を見事に手で混ぜ、決して手のひらは汚さず、指先だけで上手にカレーまぶしのご飯を口に運んでいます。

 インド人の友人に質問したことがあります。「どうしてスプーン使わないの?」
 友人は答えました。「手で食べた方がおいしいから」

 なるほど・・・・。おにぎりは、箸で食べるより手で食べた方がおいしい・・・。

 インドカレーを口に運ぶとき、スプーンを使うとスプーンの冷たい感触を口で感じます。手でカレーを食べるとそれがありません。そんなことが影響しているのかもしれません。

 赤坂のインド料理店で、まわりの目を多少気にしながらも、勇気を出して手でご飯とカレーをこねながら食べたあの味。確かにスプーンで食べるより美味しかったような気がします。

 気のせいでしょうか?

 気のせいでもいいです。おいしく感じたのですから(笑)。

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